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「蹼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蹼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小村淡彩」より 著者:宮本百合子
から坐っているようであった。彼女は、五本の指が人並にすっきり離れていず、泥っぽい《みずかき》でもついていそうな手で、食台の縁などこすりながら、 「ヘヘヘヘ」 ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
せるところで、氏の『巫来《マレー》群島篇』に図せるごとく、その四足に非常に大きな《みずかき》あり、はもと水を游《およ》ぐための器だが、この蛙はそれを拡げて、....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
の手だろうが粘滑油膩《ぬらぬらあぶら》の手だろうが鱗《うろこ》の生えた手だろうが《みずかき》の有る手だろうが、何様《どん》な手だろうが構わぬ、ウンと其手を捉え....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
創造のうちにはまったく擬作の時代があるんだ。嘴《くちばし》でない嘴、翼でない翼、《みずかき》でない、足でない足、笑いたくなるような悲しい泣き声、そういうもの....