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躋
「躋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
躋の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
、上砂政七、木下栄市、納見敏市、大野広一、高地茂朝、小村順一郎 ◯高橋三吉、小林
躋造、豊田副武 ◯進藤一馬、四王天延孝、笹川良一、古野伊之助、池崎忠孝、徳富蘇峰....
「陳宝祠」より 著者:田中貢太郎
ってれば、いい気になりやがって」 杜陽も負けてはいなかった。彼はいきなり傍の銅
躋を取って封生に向って投げつけたが、それでも怒りが収まらないのでその袖を掴んでび....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
そこに安楽を得ていたのであろう。 抽斎はこの詩を作ってから三年の後、弘化元年に
躋寿館の講師になった。
躋寿館は明和二年に多紀玉池が佐久間町の天文台|址に立てた医....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
年眠(声々に喚起す百年の眠り) 身在閑中不識閑(身は閑中に在つて閑を識らず) 朝
躋鶴巓夕雲開(朝《あした》に鶴巓《かくてん》を
躋《こ》え夕《ゆふべ》に雲開く) ....
「平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
只見川は水量が多くて、自分のようなコンパスの短いものは殆んど股まで達しる、山側を
躋り尽すと高原的の処となるが、闊葉樹林の下に例の熊笹が繁茂していて、展望もなけれ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
村に至る。山間の小駅なり。メルボルンよりここに至り、はじめて渓山を見る。山上に登
躋すれば、ビクトリア州の平原を一望するに足るというも、雲煙のために眼界を遮塞せら....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
の岩蔭に雪白の翼をちらと覗かす。雪田はいつか又私達を狭い山脊に導いた、巨巌の上を
躋って間もなく岩を敷き詰めた些やかな平らに出る、そしてそこに見覚えのある一本の標....