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身に覚えがある
「身に覚えがある〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
身に覚えがあるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「伝吉の敵打ち」より 著者:芥川竜之介
「誰じゃい、おぬしは?」
「伝三の倅《せがれ》の伝吉だ。怨《うら》みはおぬしの
身に覚えがあるだろう。」
浄観《じょうかん》は大きい目をしたまま、黙然《もくね....
「砂糖泥棒」より 著者:黒島伝治
んだ。 主人は、顔色を動かさずに、重々しく 「何で暇を取らすか、それゃ、お前の
身に覚えがある筈じゃ。」と云った。 与助は、ぴり/\両足を顫わした。 「じゃが....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
と睨んでいる。……あにきこいつは考えものだぜ」 いわれて甚三は黙ってしまった。
身に覚えがあるからであった。 「よしお北さんが飯盛りでも、宿一番の名物女、越後生....
「魔都」より 著者:久生十蘭
い。……なにしろ事件はもう始まったんだ。これは大変に大きいのだから、皆さんも何か
身に覚えがあるんなら、こんなところで無駄口を叩いてる暇に、今のうちに逃げ道を開け....
「かもめ」より 著者:神西清
ースチャ、優しい目で見てもらいさえすりゃ、ほかになんにも要らないものよ。わたしも
身に覚えがあるけど。 トレープレフ、デスクから立ちあがり、黙って退場。 マーシャ....