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身を固める
「身を固める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
身を固めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
ろと云えば、仮令否でも一盃ぐらいは合をするだろう、飲んだら手前酔った紛れに、私は
身を固める事がある、私は近日の内|商人に成るが、独身では不自由だから、女房になっ....
「雷峯塔物語」より 著者:田中貢太郎
のだろう、それというのも、お前が一人でぶらぶらしてるからだ、はやく妻室をもらって
身を固めるがいい、そうなれば怪しい者だって寄りつかない」 許宣はそれよりもじっ....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
いう身分にでもなったとしたら、私は直ちにパンタロンは紙屑屋へ売飛ばして衣冠束帯で
身を固めるであろう。 先ず花の下には花の下の味があり、鉄管の中にはまた格別の世....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
世帯を持たして、何だか雇い婆とも妾ともつかぬ様な仕合で、私も詰らねえから、何しろ
身を固めるには夫を持たなければ心細いからと思いまして、それで浮気をしたてえ訳じゃ....
「蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
ったのだろう、それと云うのもお前が一人でぶらぶらしてるからだ、早く家内をもらって
身を固めるが宜い、そうすれば怪しい者だって寄りつかない」 許宣はそれよりもじっ....
「自殺」より 著者:蘭郁二郎
い。私は一昨日、銀座の大通りで人殺しをしたんですが――』 中田は、思わずグッと
身を固めると、忙しく頭を働かせた。だが中田の記憶がたしかならば、一昨日は銀座で、....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
のであるから、従って、もし単に概観だけに論点を限ったならば、私は難攻不落の城塞に
身を固めることが出来たであろうし、そして本書は、そうした形の方が、おそらく遥かに....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
とでありましょう。母もその頃は大分弱っておりましたので、相当なものがあれば、早く
身を固める方がよいと思っておったことと思われます。 しかし、この方のことは私は....