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身を持する
「身を持する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
身を持するの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「魔法修行者」より 著者:幸田露伴
う、長ずるに及んで何不自由なき大名の身でありながら、葷腥を遠ざけて滋味を食わず、
身を持する謹厳で、超人間の境界を得たい望に現世の欲楽を取ることを敢てしなかった。....
「祭日ならざる日々」より 著者:宮本百合子
てこれまで教えられて来た。乃木夫人、東郷夫人の貞烈と節倹とは、これらの上流夫人が
身を持するにかたく、常に木綿の衣類で通していられたということを、重要な心がけとし....
「中庸」より 著者:坂口安吾
ては一切大佐に御迷惑はおかけしないという約束ではないか。そもそも大佐は清廉潔白、
身を持すること厳格、軍人中にあっても亀鑑と申すべき謹直無比の将軍である。私利私欲....
「三国志」より 著者:吉川英治
倹素 の三つにあったようである。公に奉ずること謹慎、王室につくすこと忠誠、
身を持すること倹素。――そう三つの自戒を以て終始していたといえよう。 こういう....