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身を焦がす
「身を焦がす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
身を焦がすの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「藤十郎の恋」より 著者:菊池寛
ようとする工夫じゃ。傾城買の恋が春の夜の恋なら、これはきつい暑さの真夏の恋じゃ。
身を焦がすほど激しい恋じゃ。 四郎五郎 夏の日の恋というよりも、恐ろしい冬の恋じ....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
せられる言葉だとおもいます。 鳴かぬ蛍 「恋にこがれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が
身を焦がす」といいます。泣くに泣かれぬといいますが、この境地が最も悲痛な世界です....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
よ》の三日月さまよ、宵にちらりと見たばかり 恋にこがれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ螢が
身を焦がす 恋の痴話文《ちわぶみ》鼠に引かれ、鼠捕るよな猫欲しや 染めて悔しい藍....