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身を砕く
「身を砕く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
身を砕くの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俊寛」より 著者:菊池寛
て、そのわずかな切れ目から、二、三の星が瞬いているのを見た。彼は激しい渇きと、全
身を砕くような疼痛を感じた。 彼は、水を飲みたいと思いながら、周囲を見回した。....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
していたから、眼の色を変えて起き直り、 「こうおいでなさるだろうと思いました、骨
身を砕くだけのものは、たしかにあると、こう信じたものでげすから……へ、へ、へ、金....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
の事を話そう。 この先とも、お千絵様の居所を尋ねるについて、自分も、どこまで骨
身を砕くかわりに、弦之丞様のこともあの人に頼んでおこう。 そう思いながら、お綱....
「脚」より 著者:吉川英治
話が長びいたので、すねたんじゃねえか。一度、ひきうけたからにゃ、黙っていても、骨
身を砕くのが俺たち夫婦の性分なんだ。御家人株なんざ、売り手は腐る程があるが、先へ....