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身を誤る
「身を誤る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
身を誤るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳥辺山心中」より 著者:岡本綺堂
ので、その上のことまでを深く考えようとはせぬ。その上に考え詰めたら、心を痛むる、
身を誤る。人間は息のあるうちに、ゆく先ざきで面白いことを仕尽くしたらそれでよい。....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
だ。この隆盛の進退はよくよく孝允にも惜しまれたと見えて、人は短所よりむしろ長所で
身を誤る、西郷老人もまた長ずるところをもって一朝の憤りに迷い末路を誤るのは実に残....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
》にいういわゆる「様子《ようす》がいい」人、すなわち木偶《でく》同然の者のために
身を誤るのはすなわちこれである。 また相応なる位置にある立派な人でも、かたわら....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
。褒めるどころか最も排斥《はいせき》すべきものだ。今の青年男女はこの恋愛のために
身を誤るもの幾人だか知れない。実に歎息すべき悪風だ。これからの清潔なる家庭には決....