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身を躍らす
「身を躍らす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
身を躍らすの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
く、ほとんど進退に窮するほどの立場まで突きつめられたので、 「ちぇっ」 といって
身を躍らすと、松の幹へ足をかけて、早くも三間ばかり走りのぼってしまいました。突き....
「どぶろく幻想」より 著者:豊島与志雄
い。いや、赤い北極星がよかろう。北極星を仰ぎ見て、そのとたん、舷側の欄干の間から
身を躍らす。体は宙に流れて、意識はもう茫とかすみ、海面との衝撃が最後の火花となり....