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身三
「身三〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
身三の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
っているのであります。不思議なる哉《かな》、ほとんど師伝に依ることなき米友は、三
身三剣の奥の形《かた》が、立ちはだかって棒を構えたところ、そのままにおのずと備わ....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
テレツな恰好をした細胞が、やはり、奇想天外式に変形した神経細胞の突起によって、全
身三十兆の細胞の隅から隅までつながり合っている。その連絡系統を研究して行くと結局....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
初住民』二八二および二六〇頁)。支那でも『抱朴子』に、分形すればすなわち自らその
身三魂七|魄《はく》なるを見る。『酉陽雑俎《ゆうようざっそ》』に人
身三万六千神そ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に陥《おとしい》れ封じた道士がその王に化けて国を治む、王の太子母后に尋ねて父王の
身三年来氷のごとく冷たしと聞き、その変化《へんげ》の物たるを知り、唐僧師弟の助力....
「堺事件」より 著者:森鴎外
で看病に来た。横田の子常次郎は、母が病気なので、僅かに九歳の童子でありながら、単
身三十里の道を歩いて来て、父を介抱した。この二人は次第に恢復に向ったのに、川谷一....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
田山白雲は、曾《かつ》て何かの時の戯れに、「一寸丹心」と書くべきを、「一寸短
身三尺剣」という戯画を描いて、極めて矮躯短身の壮士に、図抜けて長い刀を差させた一....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
り、したがって夫人も二十七、八、縮れ髪たっぷりの年増盛りだったでしょう。〈婦女の
身三種大過、何ら三と為す、いわゆる婦女の戸門寛大なる、両乳汁流るる、これ三種と名....
「怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
八郎のは剣法の正道ではない。邪道だ。故に免許にはいまだ致されぬが、しかし、一足二
身三手四口五眼を逆に行って、彼の眼は天下無敵だ。闇夜の太刀の秘術を教えざるにすで....
「鮪の茶漬け」より 著者:北大路魯山人
けには煎茶を可とする。 飯は茶碗に半分目、もしくはそれ以下に盛って、まぐろの刺
身三切れを一枚ずつ平たく並べて載せる。それに醤油を適当にかけて加減する。大根おろ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
て今の雪の上へかけてもなお結構です。全体なら沸立《にた》っている牛乳一合へ今の白
身三つ振《ぶ》りを入れると牛乳が半分ほど白身へ吸い込まれて大きく膨れます。最初そ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
ジソースをかけて食すべし。 ○前文よりも一層上等なる栗のボイルドプデンは玉子の黄
身三つに砂糖大匙三杯とバター大匙一杯とを煉り混ぜメリケン粉大匙六杯と焼粉を小匙一....