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「身世〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

身世の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
こじのじょ》極めて渇仰して明鏡を塔の相輪中に繋《つな》ぎ、願わくはこの功徳もて後身世々わがある所の室処《へや》光明照耀日光のごとく、身に随《つ》れて出ん事をと念....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
日|逗留《とうりゅう》している間とが、同じように心安い。どうも早や、おれも永らく身世《しんせい》漂浪《ひょうろう》の体じゃ、今まで何をして来たともわからぬ、これ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
られた和歌の一首―― 花のいろは うつりにけりな いたつらに わか身世にふる なかめせしまに ここにあるべくしてある文字で、かえって当....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
なしに涙がこぼれてまいりました。 思えば、あの大菩薩峠の上の出来事以来、自分の身世《しんせい》も、あちらに流れ、こちらに漂うて、幾時幾所でいろいろの月をながめ....
源氏物語」より 著者:紫式部
のか、これきりとはあなただって思わないでしょう」 などと源氏が言うと、 うき身世にやがて消えなば尋ねても草の原をば訪はじとや思ふ という様子にきわめて艶....
慶応義塾の記」より 著者:福沢諭吉
や、天然に胚胎《はいたい》し、物理を格致《かくち》し、人道を訓誨《くんかい》し、身世《しんせい》を営求《えいきゅう》するの業にして、真実無妄、細大備具せざるは無....
西航日録」より 著者:井上円了
に曰く、 日本井上円了博士遠訪于哲孟雄金剛宝土贈詩和之 万死奔亡救国危、余生身世入須弥、何当空谷来鸞嘯、了尽人天更不悲。康有為 (日本の井上円了博士は遠く哲....