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身屋
「身屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
身屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日輪」より 著者:横光利一
卑弥呼の姿を、茫然として眺めていた。彼女は大兄に微笑を与えると、先に立って宮殿の
身屋の方へ歩いていった。若者は漸く麻鞋を動かした。そうして、彼女の影を踏みながら....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
のの散ったのは、一軒飛離れて海苔粗朶の垣を小さく結った小屋で剥く貝の殻で、その剥
身屋のうしろに、薄霧のかかった中は、直ちに汽船の通う川である。 ものの景色はこ....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
ら仕方がない――好みではないが、薩摩下駄をびしゃびしゃと引摺って、番傘の雫を、剥
身屋の親仁にあやまった処は、まったく、「家。」や、「師。」ではない、「職。」であ....