身熱[語句情報] » 身熱

「身熱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

身熱の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
売春婦リゼット」より 著者:岡本かの子
た。孤独が骨まで浸み込んでいる老楽師はめずらしく若い娘にぴたと寄り添われたので半身熱苦しく煽られた。彼はそれを防ぐように左肩を高く持上げ鼻の先に汗を掻いた。うし....
私本太平記」より 著者:吉川英治
」 と、その名誉を、彼に、名ざした。 右馬介は十年の苦もむくわれて、じんと全身熱くなった。引きしぼったかぶら矢はうなりを曳いて雲間に破軍の笛をふいた。と共に....