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「身祝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

身祝の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
って置いてくれ」 國「旦那こんなことをなすッちゃアいけねえやね」 文「手前の身祝いだから取って置いてくれ」 國「あれサ、これを戴くと身を苦しめねえで貰った....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
しているところへ、お隅も勝手の方から襷をはずして来て、下女に膳をはこばせ、半蔵が身祝いにと銚子をつけて出した。 「まったく、こういう時はお酒にかぎりますな。どう....
丹下左膳」より 著者:林不忘
十三次を、お壺だちといってそれぞれの宿場にとまりを重ねてゆくのだが、宿屋などでは身祝いをして、御馳走が出たり、名物のおみやげがめいめいの前に山と積まれたり……。....
奉行と人相学」より 著者:菊池寛
った。 長吉は、苦笑して、 「怖れ入ります。仕事のみいりで当りましたとき、つい身祝いの気持で、少しはバラまいたことがございます」 「それはどう云う気持でか?」....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
られない特色のようである。 神におそなえの大きいのを上げる外に、もとは正月には身祝いと称して、一人一人にもやや小ぶりな鏡餅をすえ、それでまたオスワリという名も....