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「身節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

身節の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新世帯」より 著者:徳田秋声
を閉じて、「サアこうしちアいられねえ。」と急き立てられるような調子で、懈怠そうな身節がミリミリ言うほど伸びをする。 「もう親父になるのかな。」とその腕を擦ってい....
南地心中」より 著者:泉鏡花
とやら、膝も骨も砕けるほど、辛い苦しい堪え難い、石を抱く責苦に逢うような中でも、身節も弛んで、恍惚するまで視めていた。あの………扉の、お仕置場らしい青竹の矢来の....
沼夫人」より 著者:泉鏡花
児がある。其奴が自分で。――ああ、面白そうだと思うと、我ながら、引き入れられて、身節がなえて、嬉しくなる。その内に波立ちもしないで、水の色が濃くなって、小濁りに....