車大路[語句情報] »
車大路
「車大路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
車大路の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私本太平記」より 著者:吉川英治
。いざ若殿」 右馬介は先に立って、又太郎をうながした。 二人は、六波羅並木、
車大路の辻まで来て、ふと立ちどまった。 「あれを見い、右馬介」 「おあとに、何か....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
出仕支度さえ忙しげに、従者をしたがえ、小松谷の館を騎馬で出て行った。 そして、
車大路へ出ると、出会いがしらに、大和街道から北へ、眼のいろ変えて走って来る六波羅....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
足音は」 「一大事だ」 具行は、息をはずませ、 「たそがれから、六波羅の広場、
車大路などに、兵馬の気負いただならずと聞える」 「それは近頃、常時のこと」 「い....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ように、東山のすそをひたむきに、いつか六波羅近くへ来ていた。 ところが、大宮、
車大路、いずこも道は遮断され、庁の総曲輪の辺は、たくさんな遠篝で、さながら火焔の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
かぎりとなっているという聞え。 さらには高台寺の高嶺から望むと、六波羅の南北、
車大路、大和口までも、たいへんな馬数がみえ、さだかに、その人員は量りえないが、そ....