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車返し
「車返し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
車返しの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「義民甚兵衛」より 著者:菊池寛
おうけな。 およし (おどろいて)ええ何やと。 おきん 御時世が直って、大根を一
車返してもらうより、今の一本の方が大事じゃけにな。 およし (弱々しき反抗で)え....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
順も先度とは少し違って、上高井戸から烏山、金子、下布田、上布田、下石原、上石原、
車返し、染屋と甲州街道を真っ直ぐにたどって、府中の宿に行き着いたのは、七ツ半(午....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
れから屑屋さん、関ヶ原を越すと美濃と近江の境にならあ――あそこに、それ、寝物語、
車返しの里という洒落《しゃれ》たところがある、わっしゃ一足さきに行って、寝物語へ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
彩る数条の雨線だけで、泰軒先生最初にぶんどった土生仙之助の大|業物《わざもの》を
車返しに、意表にでて後ろの源十郎へ一|薙《なぎ》くれたかと思うと、このときはもう....