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軋めく
「軋めく〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
りかかって、新しい眠りを継ぐのである。 山風は頻りに、吹きおろす。枝・木の葉の相
軋めく音が、やむ間なく聞える。だが其も暫らくで、山は元のひっそとしたけしきに還る....
「冬の王」より 著者:森鴎外
去った物に過ぎぬ。 暴風が起って、海が荒れて、波濤があの小家を撃ち、庭の木々が
軋めく時、沖を過ぎる舟の中の、心細い舟人は、エルリングが家の窓から洩れる、小さい....