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軍
「軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「英雄の器」より 著者:芥川竜之介
ません。その証拠は、やはり今日の戦ですな。烏江《うこう》に追いつめられた時の楚の
軍は、たった二十八騎です。雲霞《うんか》のような味方の大
軍に対して、戦った所が、....
「神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
、戦わなければなりません。あなたは昔|紅海《こうかい》の底に、埃及《エジプト》の
軍勢《ぐんぜい》を御沈めになりました。この国の霊の力強い事は、埃及《エジプト》の....
「河童」より 著者:芥川竜之介
はいつも獺《かわうそ》を仮設敵にしているということです。しかも獺は河童に負けない
軍備を具《そな》えているということです。僕はこの獺を相手に河童の戦争した話に少な....
「彼 第二」より 著者:芥川竜之介
くちょう》を変え Brother と僕に声をかけた。
「僕はきのう本国の政府へ従
軍したいと云う電報を打ったんだよ。」
「それで?」
「まだ何《なん》とも返事は来....
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
ではなかった。
旦那の牧野《まきの》は三日にあげず、昼間でも役所の帰り途に、陸
軍一等主計《りくぐんいっとうしゅけい》の
軍服を着た、逞《たくま》しい姿を運んで来....
「金将軍」より 著者:芥川竜之介
はない。宣祖王《せんそおう》はやっと義州《ぎしゅう》へ走り、大明《だいみん》の援
軍を待ちわびている。もしこのまま手をつかねて倭
軍《わぐん》の蹂躙《じゅうりん》に....
「首が落ちた話」より 著者:芥川竜之介
上
何小二《かしょうじ》は
軍刀を抛《ほう》り出すと、夢中で馬の頸《くび》にしがみついた。確かに頸を斬られた....
「おしの」より 著者:芥川竜之介
に歌をうたいながら、織田殿《おだどの》の身内に鬼《おに》と聞えた柴田《しばた》の
軍勢を斬《き》り靡《なび》けました。それを何ぞや天主《てんしゅ》ともあろうに、た....
「海のほとり」より 著者:芥川竜之介
《ま》に受けなかったにしろ、気味悪がっていたことだけは確かなんです。そのうちに海
軍の兵曹上《へいそうあが》りの男が宵のうちから卵塔場に張りこんでいて、とうとう幽....
「彼の長所十八」より 著者:芥川竜之介
肉や揚足取りを云わぬ事。 十六、手紙原稿すべて字のわかり好き事。 十七、陸海
軍の術語に明き事。少年時代
軍人になる志望ありし由。 十八、正直なる事。嘘を云わ....
「狂女」より 著者:秋田滋
やり肱掛椅子に凭りかかっていた。折しも僕は重々しい律動的な跫音をきいた。普魯西の
軍隊が来たのだ。そして僕は窓から彼等の歩いてゆく姿を眺めていた。 普魯西兵の列....
「墓」より 著者:秋田滋
サンは、銃を手にして、四囲に気をくばりながら戸外へ出た。 すると犬は、ボネエ将
軍路のほうを指して、一目散に駈けて行ったかと思うと、トモアゾン夫人の墓石のそばの....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
名声は到るところ素晴らしいため、自由に旅行できることも書いてある。またパリが同盟
軍に占領された由も書き加えてある。 ローマでは、モリシニが鋼鉄の針に太陽の光を....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
ず困難や障壁が次々とあらわれるのだ。それに、彼が出あわなければならない恐ろしい敵
軍は、血と肉とをもった人間、すなわち、彼女を賞讃するあまたの農村の男たちだった。....
「狂人日記」より 著者:秋田滋
を慰めるのだ。ところで、戦争というものは、血の濫費にほかならぬ。この濫費のために
軍隊は熱狂し、市民たちは、女子供たちまでが、殺戮の記事を灯下に読んで、血の濫費に....