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軍卒
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軍卒の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
思汗《ジンギスカン》の愛玩《ペット》 三十歳位 箭筒士、侍衛、番士、哨兵、その他
軍卒多勢、軍楽隊など。 札木合《ジャムカ》 札荅蘭族《ジャダランぞく》藩公《は....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
になった。が、実際は額に汗をかくどころでは無い、鶏肌立つくらい寒かったので、諸士
軍卒も聊《いささ》か怯《ひる》んだろう。そこを流石《さすが》は忠三郎氏郷だ、戦の....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
た女などの間で、ときどき休息する。そして、都市を略奪して食卓についてるヨシュアの
軍卒のように、彼はうち笑う。 しかして軍勢の主君は、脂《あぶら》こき肉の、柔....
「古事記」より 著者:太安万侶
方の從わない人たちを征伐にお遣わしになつて、還つてまいりましてまだ間も無いのに、
軍卒も下さらないで、更に東方諸國の惡い人たちを征伐するためにお遣わしになるのでし....
「三国志」より 著者:吉川英治
。曹仁、曹洪らの首脳は城に入って、帷幕のうちで酒など酌んでいた。 すると、番の
軍卒が、 「火事、火事」 と、外で騒ぎ立ててきた。部将たちが、杯をおいて、あわ....
「三国志」より 著者:吉川英治
泥と戦い、渓流と格闘し、木材と組み合いながら、まるで田圃の水牛みたいになって働く
軍卒の中には、このとき飢餓と烈寒のため、斃れ死んだ者がどれほどあったか知れない程....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 先鋒の※徳は、関羽の首をあげずんば還らずと、白き旗に、「必殺関羽」と書き、
軍卒には柩をかつがせ、すでにここから三十里余の地に陣し、螺鼓銅鉦を鳴らして、気勢....