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「軍国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

軍国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自叙伝」より 著者:大杉栄
のような白刃の筆を、その腕の揮うに任せてどこへでも斬りこんで行くのだ。ことにその軍国主義や軍隊に対する容赦のない攻撃は、僕にとってはまったくの驚異だった。軍人の....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
。その年の八月に左団次の死んだことを新聞紙上で僅かに知ったに過ぎなかった。実際、軍国の劇壇には余りいちじるしい出来事も無かったらしかった。 明治三十八年五月、....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
撲にはならない。したがってドイツが急にこの挑戦に応じようとは考えられなかったが、軍国主義と反動主義とのお塊りのようになっているフランスが、その勢いに乗じてどんな....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ついにこの日、五月十七日! ここにわが帝国は、北と南との両方から、世界一の陸空軍国と、世界一の海空軍国との協同大攻撃をうけることとなった。 もちろん宣戦布告....
空襲警報」より 著者:海野十三
いたんです。……がその国境で何かあったんですか。例の国境あらそいで、世界一の陸空軍国であるS国と小ぜりあいをしているって聞いてはいましたが、……いよいよ宣戦布告....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
忙がしい暇をぬすんで、自分の好きな魚釣りに出て来た。そこを自分に認められた。この軍国多事の際に、軍人が悠長らしく釣竿などを持ち出しているところを、人に見つけられ....
S夫人への手紙」より 著者:岸田国士
ないということは、人間のほこりを棄てたも同然であります。「好戦的」であるとか、「軍国主義的」であるとかいう批難は、決して、かくの如き真の人間の「生きかた」に対し....
入営する青年たちは何をなすべきか」より 著者:黒島伝治
ーは労働者や、労働者や農民の出身である兵士たちを完全に彼等の道具に使おうとして、軍国主義化しようとしている。 だが青年たちは軍隊の中へ這入って行くことを拒んで....
火薬庫」より 著者:岡本綺堂
忙がしい暇をぬすんで、自分の好きな魚釣りに出て来た。そこを自分に認められた。この軍国多事の際に、軍人が悠長らしく釣竿などを持出しているところを、人に見つけられて....
正月の思い出」より 著者:岡本綺堂
ない。 明治二十八年の正月、その前年の七月から日清戦争が開かれている。すなわち軍国の新年である。海陸ともに連戦|連捷、旧冬の十二月九日には上野公園で東京祝捷会....
革命の研究」より 著者:大杉栄
に赤面せざるを得ないのだ。 四八年六月や七一年五月の犠牲者等の殺戮や、ドイツの軍国主義や、帝国主義時代のフランスの侵略や、ロシアの青年の無駄な努力や、ロシアの....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
国家になることができまするならば、中ソ友好同盟条約中にあるところの予想される日本軍国主義とその背後にある勢力にたいする軍事条項もおのずから必要はなくなると私ども....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
ても、自由の学園で、大隈重信侯が官僚軍閥に反抗してつくった学校であるから、ここを軍国主義化することができれば、大学の所謂学生運動全体に甚大な影響を与えることがで....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
軍人や右翼教授たちを徹底的にヤジリ倒した。青柳団長が『わたくしは……』といえば『軍国主義者であります』とくる。ついで『私は……』というと『軍閥の犬であります』と....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
次欧州大戦で既に全健康男子が兵役に服する有様となった。 第二次欧州大戦では大陸軍国ソ連が局外に立ち、フランスまた昔日の面目がなくなり、かつ陸上作戦は第一次欧州....