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軍国主義
「軍国主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軍国主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「如是我聞」より 著者:太宰治
内村鑑三先生などという名前が飛び出し、ある雑誌のインターヴューに、自分が今日まで
軍国主義にもならず、節操を保ち得たのは、ひとえに、恩師内村鑑三の教訓によるなどと....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
のような白刃の筆を、その腕の揮うに任せてどこへでも斬りこんで行くのだ。ことにその
軍国主義や軍隊に対する容赦のない攻撃は、僕にとってはまったくの驚異だった。軍人の....
「反戦文学論」より 著者:黒島伝治
る。 四 アンリ・バルビュスの「クラルテ」も欧洲大戦から生れた、反
軍国主義文学である。この小説は、はじめの方はだらだらしていて読みづらい。バルビュ....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
撲にはならない。したがってドイツが急にこの挑戦に応じようとは考えられなかったが、
軍国主義と反動主義とのお塊りのようになっているフランスが、その勢いに乗じてどんな....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
次郎の話から、だんだんと花が咲いて、徹太郎は、ナチス独逸やソ連の例などをひき、「
軍国主義と独裁政治と秘密探偵とは切っても切れないものだが、日本も今にそんな国にな....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
日を必要とした。かれらの血を染めているのは、何といっても過去の社会|環境であり、
軍国主義的指導者によって植えつけられた思想であった。ことに最近は独逸のナチズムや....
「S夫人への手紙」より 著者:岸田国士
ないということは、人間のほこりを棄てたも同然であります。「好戦的」であるとか、「
軍国主義的」であるとかいう批難は、決して、かくの如き真の人間の「生きかた」に対し....
「入営する青年たちは何をなすべきか」より 著者:黒島伝治
ーは労働者や、労働者や農民の出身である兵士たちを完全に彼等の道具に使おうとして、
軍国主義化しようとしている。 だが青年たちは軍隊の中へ這入って行くことを拒んで....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
、発展した。 明治年間、殊に、日清戦争から、日露戦争前後にかけての期間は、最も
軍国主義的精神が、国内に横溢した時期だった。そして、これは明治時代の作家の、その....
「支那の狸汁」より 著者:佐藤垢石
が満てると、愚息は私の机の傍らへやってきて、原稿を読んでいたが、 支那の狸は、
軍国主義じゃありませんね。このごろの、自由主義者みたいなものじゃありませんか。 と、奇問を発した。....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
に赤面せざるを得ないのだ。 四八年六月や七一年五月の犠牲者等の殺戮や、ドイツの
軍国主義や、帝国主義時代のフランスの侵略や、ロシアの青年の無駄な努力や、ロシアの....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
国家になることができまするならば、中ソ友好同盟条約中にあるところの予想される日本
軍国主義とその背後にある勢力にたいする軍事条項もおのずから必要はなくなると私ども....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
ても、自由の学園で、大隈重信侯が官僚軍閥に反抗してつくった学校であるから、ここを
軍国主義化することができれば、大学の所謂学生運動全体に甚大な影響を与えることがで....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
軍人や右翼教授たちを徹底的にヤジリ倒した。青柳団長が『わたくしは……』といえば『
軍国主義者であります』とくる。ついで『私は……』というと『軍閥の犬であります』と....