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「軍士〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

軍士の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
兵隊に行くのだから、いっそのこと軍人を少しやり、しかる後に早大に入ろうと思い、陸軍士官学校を二回、海軍兵学校を一回受けたが、いずれも落第してしまった。早大志望は....
活人形」より 著者:泉鏡花
。 横須賀の探偵に早替りせる銀平は、亭主に向いて声低く、「実は、横須賀のさる海軍士官の令嬢が、江の島へ参詣に出懸けたまま、今もって、帰って来ない。と口より出任....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
堀の土手に登って皇居を遥拝し、夕暮の景色をぼんやりながめている……。ひとりの救世軍士官が通りかかって声をかけた。 『“ときのこえ”を買ってくれませんか、一部二銭....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
を見てから、にわかに作笑をし、 「わしは日本にいくども行ったことがある。日本の海軍士官とも親交があるんだ。日英海軍は昔から師弟関係にある。だからわしは、君を侮辱....
東京要塞」より 著者:海野十三
造は全身をぴりぴりと慄わせた。 彼の三人の士官こそは、見紛うかたなく某大国の海軍士官であった。五郎造は新聞紙上に、ニュース映画に、またS公園における忠魂塔除幕....
母と娘」より 著者:岡本かの子
する年には持って生れた統帥力は全校八百の総指揮を鮮やかにやってのけて顧問の現役陸軍士官に賞讃された程だった。卒業後もアグネスは何か陸軍に関係した勇ましい仕事を見....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
白亀 東晋の咸康年中に、予州の刺史毛宝が※の城を守っていると、その部下の或る軍士が武昌の市へ行って、一頭の白い亀を売っているのを見た。亀は長さ四、五|寸、雪....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
は、その理屈が判らないと著者も言っています。 小奴 天祐丙子の年、浙西の軍士|周交が乱をおこして、大将の秦進忠をはじめ、張胤ら十数人を殺しました。 秦....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
(雁鴻の一種である)が巣を作っていた。ある日、それが西の郊外を高く飛んでいると、軍士の一人が矢を射かけて、その一羽の脛にあたった。しかも鳥は落ちないで飛び去った....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ちゃめちゃに踏みこわした。輿は無論に空であった。 また、烏魯木斉に従軍の当時、軍士のうちで馬を失った者があった。一人の紅教喇嘛が小さい木の腰掛けをとって、なに....
黒板は何処から来たのか」より 著者:小倉金之助
一八四〇年の期間に、アメリカの数学界に大きな影響を及ぼした、ウェスト・ポイント陸軍士官学校における、数学の教授から発したのである。 一八一二年の米英戦争は、い....
若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
ナ・マレットより。 第二号付看護婦長殿 ラパハノック川岸はきわめて静かにて全軍士気さかん。兵站部の処置よろし。テディ大佐指揮の国防軍その警備にあたる。司令長....
勲章を貰う話」より 著者:菊池寛
功である。 その頃の、ルスコエロー紙は、彼についてこんな記事を掲げていた。「陸軍士官候補生イワノウィッチは、人間として現しうる極度の勇気を発揮した。彼は五回、....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
だものであれば、綸旨を下されずといえども治罰を加うるに不思議はない。ことに群参の軍士鎌倉に数日を費しては、還って諸人の煩となる、速かに発向然るべしという理由をも....
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
写真をみて、自分がひきずられてゆくような感じを抱いた。それは特攻隊で戦死をした海軍士官の写真であった。今までは壮烈な死を遂げた勇士の報道に、大した感動もなかった....