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軍学者
「軍学者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軍学者の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
も立派な国侍――それに従う紺看板が都合五名。 同時にうしろから走せつけたのは、
軍学者のように髪を撫でつけた、らっきょう頭の男、それに従うものが、やっぱり五名の....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
と末弟彦之助と父と私とのみになったのである。 この曾祖母は向井氏で藩では有名な
軍学者三鶴の孫だが、戸主たる兄が或る不心得から家名断絶となって、実兄の竹村家に養....
「埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
初め、宝永のころから行なわれているのであって、それによると著者は、江戸時代初期の
軍学者|小幡勘兵衛景憲(一五七二―一六六三)であろうと推定されている。景憲の祖父....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
初から反対した。 ――問題が小さい事。 ――師が病中にある事。 ――相手が
軍学者でない事。 それからもう一つ、老師の子息の余五郎が旅先にいることも理由と....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、その解説を与えなかった。 そこで、沢庵がいうには、 「いや、安房どの。そこが
軍学者のお許と、剣の武蔵どのとの差じゃな」 「はて、その差とは」 「いわば、智を....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
何かあり得ない事を見たような気がした。美濃菩提山城の子竹中重治といっては、世上の
軍学者でその名を知らない者はないほど夙に聞えている大才である。ある意味で織田家中....