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軍民
「軍民〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軍民の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
の責任範囲外のときは言わないのか。長年言い古され、すでにうるさいほど指摘された官
軍民一体化|総蹶起のガンはここにあると言わざるを得ない。 十二月二十九日 ◯き....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
、支配階級とその一切の手先は、戦争一週年を祝賀したのである。そして、「挙国一致、
軍民一体、只管《ひたすら》に皇軍使命の達成に邁進すべきことを、切に祈念する次第で....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
─燈火管制班 └消極的防空機関 ────│─偽装遮蔽班 (
軍民協力または │─避難所管理班 民衆担当) │─....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
たのか、猛然として軍部に喰ってかかり始めた。第一に、曽つて極めて唐突に発表された
軍民離間に関する声明書に就いて、衆議院ではその動機を説明しろと当局を追求し始めた....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
ふが如く、猶、農夫の※内に耕すもの、農夫の家国に対する義務ならば、文士紙を展べて
軍民を慰藉するもの、亦必ず文士の家国に対する義務ならざるべからず。たとへ一概に然....
「猿の図」より 著者:三好十郎
ぬんする事は許さん! そういう事を言う奴は国賊である! そんな事を言いふらして、
軍民離間を策する奴は――いや、とにかく、今後、わが空軍は東京周辺二十キロ以内に敵....
「撥陵遠征隊」より 著者:服部之総
て東門に斬懸し、もって賊衆を威す!」とある。二賊首はすぐさま京城に送られ、改めて
軍民に梟示《きょうじ》して、おおいに戦勝を祝賀した。 五月になって、この撥陵遠....
「三国志」より 著者:吉川英治
にあらず、城中の私闘を鎮め、利敵の徒を追い、征後の禍根を除きたるまでなり。 それ
軍民ともに速やかに平日の務めに帰し、予が治下に安んぜよ。 呂布はまた、自身、城....
「三国志」より 著者:吉川英治
部の兵を留めて、すぐ荊州へ引っ返してきた。 荊州には、※は殺され、襄陽はおち、
軍民すべて曹操の下に服してしまっているので、 「もはや誰のために戦おう」と、城門....
「三国志」より 著者:吉川英治
たからといって、みだりに城外へ出てはならん。敵にどんな計があろうも知れない」と、
軍民を戒めていた。 しかし三日たち四日経つうちに、無事に馴れて、一つの城門が開....
「三国志」より 著者:吉川英治
た。しかし、よく軍令を守って、少しも略奪や殺戮の非道をしなかったので、行く先々の
軍民は、彼の旗をのぞんでみな降参して来た。 やがて巴郡(重慶)へ迫った。 蜀....
「三国志」より 著者:吉川英治
。……以上のことを鉄心一体に持てば、いつか今日の辱をぬぐえるであろう」 漢中の
軍民は、伝え聞いて皆、孔明とともに自己を責めた。そして練武研心、後図を抱いて、毎....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
てに、他州から流れ込んで来たいろんな人種も、いつか法外な数にのぼっている。そして
軍民のけじめもなく、ここの狂気の土壌を、さらに異常な地熱帯としているさまであった....