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軍港
「軍港〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軍港の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三つの窓」より 著者:芥川竜之介
1 鼠 一等戦闘艦××の横須賀
軍港へはいったのは六月にはいったばかりだった。
軍港を囲んだ山々はどれも皆雨のため....
「恐しき通夜」より 著者:海野十三
していたのだった。わが青軍の根拠地の土佐湾は、いよいよ持ちきれなくなって、横須賀
軍港へ引移ることに決定した。多分、その日の夜に入ると、北上してきた赤軍は、勢いに....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
は、やっと十五歳の中学三年生だった。 「清二のやつ、一週間ほど前に珍らしく横須賀
軍港から、手紙なんぞよこしやがった」 「ほう、そりゃ感心だな。どうです、元気はい....
「海底大陸」より 著者:海野十三
おそかったら、かれの生命はどうなっていたか、それはわかったものではない。 英国
軍港から特派された航空母艦からは、いまや刻々、気象報告が、捜査にしたがっている偵....
「わが町」より 著者:織田作之助
ものの、しかし雇われるところといってはマラバト・ナバトの兵営建築工事か、キャビテ
軍港の石炭揚げよりほかになく、日給はわずかに八十セントで、うち三十五セントの食費....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
に第一次から第十六次までの動員を完了しました。渡洋連合艦隊は、あと三時間たてば、
軍港を離れるそうです……」 「一体、彼奴らは、どこの国と戦うつもりなのですかね。....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
しかし一体、独本土へ上陸といって、どこへ上陸すればいいのかな。ブレーメンかキール
軍港のあたりまで行かなければ満足しないのか、それともドイツの占領地帯で、お手近か....
「沈没男」より 著者:海野十三
席以上の遠方の地点で、これほど縁どおいところはない。 余は、いささか憤慨して、
軍港副官にどなり込んだのであるが、彼はむしろ意外だという顔つきで、余のためにこれ....
「火薬船」より 著者:海野十三
た河のみなとで相当まがりくねっている。だから、港の中は、たいへんおだやかである。
軍港はすこしはなれたところにあるが、こっちの港には、大小おびただしい数の汽船が、....
「怪塔王」より 著者:海野十三
ますか」 「うん、それは――」 と怪塔王はちょっと考えて、 「そうだ、横須賀の
軍港へ下りるように、この塔をとばしてくれ」 「へえ、横須賀
軍港! それはあぶない....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
である。 「それでは紀淡海峡に集めないで、一隊を豊後水道にまわすことにしよう。呉
軍港をおさえるのには、これはどうしても必要だ。どうだ、リーロフ少将」 ケレンコ....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
軍港を出た五潜水艦 謎の航路はどこまで 「波のうねりが、だいぶ高くなって来....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
半島の南端シンガポールである。大英帝国が東洋方面を睨みつけるために築いた、最大の
軍港と要塞とがあるところだ。 そのシンガポールの港を出ると、それまでは東へ進む....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
。 ポーラ鎮守府をはじめに、トリエスト、セベニコ、カッタロ、テオド、ザラ等の各
軍港が、ほとんど抵抗もうけず、完全に封鎖されてしまった。そうして、海上貿易の遮断....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
に入る。これ、チリ国第三に位する都会たるコンセプシオン市の要港にして、また本州の
軍港たり。 二十七日、晴れ。港内に一隻の軍艦碇泊せるを見る。 一帯臥丘傍。 (....