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軍艦旗
「軍艦旗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軍艦旗の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
色の煙空をおおい海をおおうて十重二十重に渦まける間より、思いがけなき敵味方の檣と
軍艦旗はかなたこなたにほの見え、ほとんど秒ごとに轟然たる響きは海を震わして、弾は....
「火薬船」より 著者:海野十三
だった。そのボートには、不似合いな大きなはたが、はためいていた。 (おお、あれは
軍艦旗のようだ!) 竹見は、どきんとした。いやなところを、船長ノルマンはうつし....
「電気鳩」より 著者:海野十三
艦が一せき、波をけたてて二人のボートをたすけにきました。駆逐艦のうしろにはためく
軍艦旗をみたとき、高一とミドリは手をとりあって、うちよろこびました。日本の
軍艦旗....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
嘘にしろ嘘だという確信が伴っているわけではないが、国民一人当り一銭の寄付をさせて
軍艦旗を調製して海軍に献納しようという寄付行為などになると、もはや話は別になる。....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
上へ来ると、ぐっと機首を下へ向けた。 下には泥色の水に『旗風』が浮かんでいる。
軍艦旗が花のように見える。 アッ、張学良がサッと右手を上げて合図をした! 爆弾....
「歌う白骨」より 著者:妹尾アキ夫
、堂々海上を航海していたのだ。まだ今のような泥色に塗った、不細工な鍋みたいな船が
軍艦旗をかかげて、イギリスの納税者の金を絞ってはいなかった。あの頃の船乗りは、み....