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「軍需〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

軍需の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
。 給仕高木は、ついに辞職した。母親が病気だといっていたが、これは嘘で、本当は軍需工場へ通うことになったらしい。その工場には、日比谷公園のよりも、もっといいブ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
手伝って貰うことは、出来ないのですよ。監視哨をやってもらうことにすると、それだけ軍需品の補充が遅れることになるそうじゃ」 「まア、そうですの。皆さん、案外に呑気....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
に行った。 この頃写真の現像、焼付、引伸ばし、みんな自分でやっている。 ◯陸軍軍需本廠研究部へ売却することとなった学術書籍及び雑誌を、今日先方からとりに見える....
骸骨館」より 著者:海野十三
ベースボールがやれる広い場所さ」 「へえ、ほんとうかい。どこにある?」 「アサヒ軍需興業の工場の中さ。あの中なら広いぜ」 「なあんだ、工場の建物の中でベースボー....
共軛回転弾」より 著者:海野十三
不明” “ワシントン崩壊事件の原因は、不可視怪戦車か。――崩壊は引続き蔓延中――軍需工場地帯を南進中” “被害|遂にニューヨーク市に波及。高層建築地帯は昨夜のう....
火薬船」より 著者:海野十三
号と、船名がついていますぜ、一体なにをつんで、どこへいく船なのかなあ」 「きっと軍需品をつんでいるよ、あのかっこうではね。たしかにあやしいことは素人にもそれとわ....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
しきって、瀬戸内海をつくんだ。そのうえで、艦載爆撃機をとばせて、大阪を中心とする軍需工業地帯を根こそぎたたきつぶしてしまう」 「ふふん。話だけはおもしろい。この....
太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
渡しました。「うん、これは×国の汽船だな。これは大きい。まず、三万噸はある」 「軍需品を積んでいるようですな。甲板の上にまで積みあげています」 副長がそういっ....
『十八時の音楽浴』の作者の言葉」より 著者:海野十三
の驚嘆、快速戦車部隊への刮目、敵の空襲や迫撃砲や機関銃に対する悲憤、それからまた軍需品製造への緊張、科学戦時代を迎えて青少年といわず老幼男女を問わず国民全体を科....
火薬庫」より 著者:岡本綺堂
員に過ぎなかったのです。××会社はその頃、その師団の御用をうけたまわって、何かの軍需品を納めていたので、戦争中は非常に忙がしかったそうです。佐山君は学校を出たば....
荒蕪地」より 著者:犬田卯
やらで、洗ってみれば殆んど何も残らず、今のうちの建て直しという意図からか、何かの軍需工業を興すについて、まずその資金の調達、すなわち貸金の取立てに着手したとのこ....
」より 著者:犬田卯
片がついたような次第――ところでその日も、相変らず瘤の代理で、こんどF町に出来た軍需工場の落成祝いに招かれて行くところだったのである。 陽脚の早い冬のことで、....
越年」より 著者:岡本かの子
って、何でもはっきり割り切ろうとしていたからなあ」 「そうだ、ここのように純粋の軍需品会社でもなく、平和になればまた早速に不況になる惧れのあるような会社は見込み....
和製椿姫」より 著者:大倉燁子
いるという噂だから、懐は相当苦しいに違いない。何しろひと頃あんなに景気のよかった軍需会社も終戦と共に閉社してしまって、第二封鎖と財産税とにいためつけられてしまっ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
隊および地方官憲、民間団体等を総て統一指揮せしめる。 持久戦争であるから上述の軍需品の他、連盟の諸国家国民の生活安定の物資もともに東亜連盟の範囲内で自給自足し....