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軟膏
「軟膏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軟膏の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
次は?」 「ナカナカ重役の仕込みがいいな貴様は……チャッカリしている。それは硼酸
軟膏と万創膏と脱脂綿だ。薬屋に持って行けばわかる。早く行け、この奥さんの鼻の頭に....
「労働者の居ない船」より 著者:葉山嘉樹
げる時、彼女の梅毒にかかった鼻は、いつでも穴があくではないか。その穴には、亜鉛化
軟膏に似たセメントが填められる。 だが、未だ重要なることはなかったか? それ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
東の方に見えます。きょうは、午前十時頃、初めて入浴しました、実にいい心持。傷口は
軟膏と絆創膏を貼って。しかも、これは私があぶながってむき出しではこわがるので、お....
「青鬼の褌を洗う女」より 著者:坂口安吾
、それは私のだといわれて、じゃア借りとくよですんでしまう。顔にヤケドして顔一面に
軟膏ぬって石膏の面みたいな首だけだして寝ている十七八の娘の布団を、三枚は多すぎら....