転んでもただは起きない[語句情報] » 転んでもただは起きない

「転んでもただは起きない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

転んでもただは起きないの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
るのだ。 今日のような一定種類の反動期には、之が一等賢明なことでもあると思う。転んでもただは起きない、という現象が見られたら、日本にも「思想」があるといってい....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ないが、一石二鳥にも三鳥にも、或いは無尽鳥にも向う宝の庫を背負わせられたように、転んでもただは起きないお角の功名の一つでありました。 これがまた、父の伊太夫を....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
対する待遇が、いっそう重いものになりました。 いつもこういう際における道庵は、転んでもただは起きない結果をつかむ。 道庵は、苦もなく水戸の黄門格にまで祭り上....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
救われないものじゃと仰せられました」 こう言って、ようやく起き上って来ました。転んでもただは起きないで、喋りながら起きて来ました。序《ついで》に、地に落ちて消....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
にはならなかったが、講釈の席へ入ってみたいという気にはなりました。 この女は、転んでもただは起きない女であります。たとえば往来を通りながらも、見どころのありそ....