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転結
「転結〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
転結の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
あめ》、閑殺《かんさつす》古今人《ここんのひと》」 と書いてしばらく考えている。
転結《てんけつ》を添えて絶句にする気と見える。 旅行案内を放《ほう》り出して宗....
「思い出す事など」より 著者:夏目漱石
もあり、たまには自《みずか》ら進む事もあって、ふと十七字を並べて見たりまたは起承
転結《きしょうてんけつ》の四句ぐらい組み合せないとも限らないけれどもいつもどこか....
「備忘録」より 著者:寺田寅彦
ォニーを思い出す。 実際この線香花火の一本の燃え方には、「序破急」があり「起承
転結」があり、詩があり音楽がある。 ところが近代になってはやり出した電気花火と....
「連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
思われる。 元来この四楽章構成は決して偶然なものではなくて、ちょうど漢詩の起承
転結などにも現われまた戯曲にも小説にも用いられる必然的な構成法であって特に連句の....
「映画芸術」より 著者:寺田寅彦
とが映画の律動的編成についても言われるのである。そうして序破急と言いあるいは起承
転結と称する東洋的モンタージュ手法がことごとく映画編集の律動的原理の中にその同型....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
で行くうちに、僕はもっとさまざまのことを考えさせられました。この四つの世界は起承
転結の配列によって、みごとに効果をあげているようですが、僕を少しぞっとさせるのは....