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軽尻
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軽尻の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
となってから、一層注意深い目を旅人の動きに向けるようになった。 本馬六十三文、
軽尻四十文、人足四十二文、これは馬籠から隣宿|美濃の落合までの駄賃として、半蔵が....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
なかった。従来問屋場を通過する荷物の貫目にもお定めがあって、本馬一|駄二十貫目、
軽尻五貫目、駄荷四十貫目、人足一人持ち五貫目と規定され、ただし銭差、合羽、提灯、....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
中津の客、呉服物の大きな風呂敷を背負った旅商人、その他、宿から宿への本馬何ほど、
軽尻何ほど、人足何ほどと言った当時の道中記を懐にした諸国の旅行者が、彼の前を往っ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
すよ。」 との言葉を残して、翌朝早く正香は馬籠を立とうとしていた。頼んで置いた
軽尻馬も来た。馬の口をとる村の男はそれを半蔵の家の門内まで引き入れ、表玄関の式台....
「雲霧閻魔帳」より 著者:吉川英治
が、売掛け金を持ち逃げしたり、女房は、床につくし、餓鬼ゃ餓鬼で、おとといの夕方、
軽尻馬に蹴とばされて、肋骨を折って、寝てる始末だ」 「おやおや、そいつあ」 と....