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軽騎
「軽騎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軽騎の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ゼラール中尉」より 著者:菊池寛
幾筋も流れていた。 八月三日になると、もう苔色《こけいろ》の軍服を着たドイツの
軽騎兵がその間に出没し始めた。 四日の日は、独軍の縦隊が、いくつも銀のように輝....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
戦う。戦闘の結果は彼の勝利なりしも、戦後の陣中においてオッチリーユが糸を引いた一
軽騎兵のために狙撃せられ、その暗殺者は、ザックス・ローエンベルグ侯のためその場去....
「運命」より 著者:幸田露伴
色の石、聖手にあらざるよりは、之を錬ること難きなり。 此月燕王|指揮李遠をして
軽騎六千を率いて徐沛に詣り、南軍の資糧を焚かしむ。李遠、丘福、薛禄燼となり、河水....
「ズラかった信吉」より 著者:宮本百合子
う? 今夜は。……ソーレ見な。だから云うのさ、ニキータの婆さんだって今に見な、『
軽騎隊』にひっかかるから」 ソヴェト同盟では、禁酒運動が盛だ。土曜、日曜に、モ....
「ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
ニク」が組織された。ウダールニクは党員、党外の革命的な男女勤労者を網羅した。 「
軽騎隊《リョーフカヤ・カバレーリ》」は特別に組織された党からの委員とともに、生産....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
のは、例えばだナ、うちの工場が盛に働いてるところを描いた絵や、ウダールニクだとか
軽騎隊の活動だとかを描いたもん――つまり、われわれの社会主義的建設の記念となる絵....
「露西亜の実生活」より 著者:宮本百合子
週間、衝撃隊(生産に従事する労働者の能率増進の特志団)、官僚主義を掃蕩するための
軽騎隊などを組織して、工場内ばかりでなく住宅問題、消費組合の問題を扱っている。 ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
彼がよく話すのは、レギュリュスのことや、アルミニュスのことや、リューツォフの
軽騎兵のことや、ケルネルのことや、皇帝ナポレオンを殺そうとしたフレデリック・スタ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
の人はギー・エティエンヌ・アレクサンドルと言って、連隊の指揮官でまたブルターニュ
軽騎兵の何かの役を持っていました。その娘のマリー・ルイズは、ルイ・ド・グラモン公....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
兵、銅の帯金と赤い飾毛とのついた長めの皮の兜《かぶと》をかぶってるハンノーヴルの
軽騎兵、膝を露《あら》わにし弁慶|縞《じま》の外套を着てるスコットランド兵、フラ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
証拠立てた。当てにされていたのは、第五十二、第五、第八、第三十七の連隊と、第二十
軽騎兵連隊とだった。ブールゴーニュや南部諸州の各都市では、自由の木が立てられた、....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ヤンスの擲弾兵《てきだんへい》、ゼノアの架橋兵、エジプトのピラミッドをも見てきた
軽騎兵、ジュノーの砲弾から泥《どろ》を浴びせられた砲兵、ゾイデルゼーに停泊してる....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
表されているけれど、実は四十五ノット出る。 ――ああこれこそ真に『太平洋無敵の
軽騎兵』と称すべきものではないか。 米国海軍には一隻として『最上』を追跡出来る....
「三国志」より 著者:吉川英治
がある。 諸人、これを見れば、虎賁校尉許※である。 「許※も申したり。急げ!」
軽騎の猛者五百をすぐって、許※は疾風のごとく玄徳を追いかけた。 馳け飛ぶこと四....
「はつ恋」より 著者:神西清
渦まかせた立派な青年の立っているのが、逆光線の中に、だんだんはっきり見えてきた。
軽騎兵の士官で、血色のいい紅い顔をして、眼が飛び出している。 「なんて滑稽なんで....