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軽騎兵
「軽騎兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軽騎兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
人等と夜食を共にするのであった。彼女は彼等に貴族の末路を象徴するブカレスト生れの
軽騎兵の肖像と、人間の過去のミイラと、女の踵《かかと》を提供した。レムブルグ美容....
「ゼラール中尉」より 著者:菊池寛
幾筋も流れていた。 八月三日になると、もう苔色《こけいろ》の軍服を着たドイツの
軽騎兵がその間に出没し始めた。 四日の日は、独軍の縦隊が、いくつも銀のように輝....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
戦う。戦闘の結果は彼の勝利なりしも、戦後の陣中においてオッチリーユが糸を引いた一
軽騎兵のために狙撃せられ、その暗殺者は、ザックス・ローエンベルグ侯のためその場去....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
彼がよく話すのは、レギュリュスのことや、アルミニュスのことや、リューツォフの
軽騎兵のことや、ケルネルのことや、皇帝ナポレオンを殺そうとしたフレデリック・スタ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
の人はギー・エティエンヌ・アレクサンドルと言って、連隊の指揮官でまたブルターニュ
軽騎兵の何かの役を持っていました。その娘のマリー・ルイズは、ルイ・ド・グラモン公....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
兵、銅の帯金と赤い飾毛とのついた長めの皮の兜《かぶと》をかぶってるハンノーヴルの
軽騎兵、膝を露《あら》わにし弁慶|縞《じま》の外套を着てるスコットランド兵、フラ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
証拠立てた。当てにされていたのは、第五十二、第五、第八、第三十七の連隊と、第二十
軽騎兵連隊とだった。ブールゴーニュや南部諸州の各都市では、自由の木が立てられた、....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ヤンスの擲弾兵《てきだんへい》、ゼノアの架橋兵、エジプトのピラミッドをも見てきた
軽騎兵、ジュノーの砲弾から泥《どろ》を浴びせられた砲兵、ゾイデルゼーに停泊してる....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
表されているけれど、実は四十五ノット出る。 ――ああこれこそ真に『太平洋無敵の
軽騎兵』と称すべきものではないか。 米国海軍には一隻として『最上』を追跡出来る....
「はつ恋」より 著者:神西清
渦まかせた立派な青年の立っているのが、逆光線の中に、だんだんはっきり見えてきた。
軽騎兵の士官で、血色のいい紅い顔をして、眼が飛び出している。 「なんて滑稽なんで....