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「輻射熱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

輻射熱の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
第五氷河期」より 著者:海野十三
がては、全世界の空が、暗曇程度に蔽いつくされるのではないでしょうか。すると太陽の輻射熱は、少くとも五、六十パーセントを失うようになる。悪くすれば、八十パーセント....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
体が多数に空間内に存在すると考える。すなわち、寒冷な星雲である。これは外から来る輻射熱を吸収して膨張し、そうして冷却するという奇妙な性質をもっている。膨張する際....
振動魔」より 著者:海野十三
捨てると、猿股一枚になって、うららかな太陽の光のあたる縁側にとび出し、、ほの温い輻射熱を背中一杯にうけて、ウーンと深い呼吸をして、瞼をとじた。 「町田狂太さん」....
遊星植民説」より 著者:海野十三
うなりますの」 「第一に大切なことは、エネルギーを得ることだ。これは太陽から来る輻射熱を掴まえて、発電所を作る。そのエネルギーで、温めたり、明るくしたり、物を製....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ロボロになって終うだろう。その上に石でも瓦でも積み重ねておくと全部白熱して強烈な輻射熱を出すのだからね。見給え、肉よりも焼け難いという西洋紙の原稿ばかり、本箱に....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
いいますとね。あれは、地下の油脈から洩れる天然ガスだと思うのです。それが、塩沙の輻射熱でパッと燃えあがったやつが、ふわふわ浮遊して歩くのでしょう。ねえ、あの見え....
」より 著者:中谷宇吉郎
どうも結晶がとけやすくて困った。しかし色々やっているうちに、それは手の温みによる輻射熱と手で温められた空気の対流とによることが分ったので、手袋をはめることによっ....
雪雑記」より 著者:中谷宇吉郎
どうもとけやすくて困った。しかし色々やっている中《うち》に、それは手の暖みによる輻射熱《ふくしゃねつ》と手で暖められた空気の対流とによることが分ったので、手袋を....