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轅門
「轅門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
轅門の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
》とを用いた幾多の物語を伝えている。
「董家山《とうかざん》」の女主人公金蓮、「
轅門斬子《えんもんざんし》」の女主人公桂英、「双鎖山《そうさざん》」の女主人公金....
「三国志」より 著者:吉川英治
た。 「みなお揃いになりました」 侍臣から知らせると、董卓は容態をつくろって、
轅門の前でゆらりと駒をおり、宝石をちりばめた剣を佩いて悠々と席へついた。 美酒....
「三国志」より 著者:吉川英治
ない。 なに思ったか、呂布は、そういうや、否、ぱっと、閣から走りだして、彼方、
轅門のそばまで一息に飛んでゆくと、そこの大地へ、戟を逆しまに突きさして帰って来た....
「三国志」より 著者:吉川英治
、小耳にはさむと、土気色に顔を変じて、 「だまれっ。兎耳児の悪人め。いつか俺が、
轅門の戟を射て助けた恩を忘れたかっ」 と、睨みつけた。 「刑吏ども。早その首を....
「三国志」より 著者:吉川英治
いて、 「なに、許攸が?」と、意外な顔して、すぐ通してみろといった。 ふたりは
轅門のそばで会った。少年時代の面影はどっちにもある。おお君か――となつかしげに、....
「三国志」より 著者:吉川英治
、つい、うまく座をはずされてしまったので、合図するいとますらなく、周瑜も倉皇と、
轅門の外まで見送りに出て、空しく客礼ばかりほどこしてしまった。 駒に乗って、本....
「三国志」より 著者:吉川英治
ておるな」 といわんばかりな流し目をくばりながら、趙雲の一隊に迎えられて、陣の
轅門へ入って行った。 もちろん、玄徳、孔明、そのほかの部将は、篤く出迎え、大賓....
「三国志」より 著者:吉川英治
命令を行うことはできん!」と、断乎たる処置に出た。 武士たちは、孫韶を引いて、
轅門の外へ押し出した。そして刑を行おうとしたが、何せい呉王孫権が可愛がっている甥....
「三国志」より 著者:吉川英治
そむけて、武士たちの溜りへ向い、 「すみやかに、軍法を正せ。この者を曳き出して、
轅門の外において斬れ」 と、命じた。 馬謖は声を放って哭いた。 「丞相、丞相....