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辛酉
「辛酉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
辛酉の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
そのうちで大和の地震はかなり大きかったと見えて、「書紀」にも「七年夏四月乙未朔、
辛酉、地動き、舎屋悉く破る、即ち四方に令し、地震の神を祭らしむ」と言ってある。 ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
五頁)、本朝には『治部式』所載祥瑞百四十四種中に鼠全く見えねど、〈大同四年三月|
辛酉《かのととり》山城国白鼠を献ず〉(『日本|後紀《こうき》』一七)などあれば、....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
飯沼慾斎《いいぬまよくさい》の著『草木図説《そうもくずせつ》』巻之十五(文久元年
辛酉発行、第三帙中の一冊)にその図説が載っているサワアザミの図と、その直ぐ次に出....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
ひとしくとりで星は土木水を表している。今いっそう詳しくこれを案じてみるに、お鈴は
辛酉は総じて種子であって樹木の生々《せいせい》を意味するから四緑の柘榴木とすべて....
「炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
族がどんな風に考えられていたかということを民族的に考えてみたことがあるので、この
辛酉新年の屠蘇機嫌の筆始めに、その感想を書きとめておくこととする。これが活字によ....