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辞宜
「辞宜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
辞宜の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
美女の前に置く。侍女退場す。女房酒を両方に注ぐ。 女房 めし上りまし。 美女 (
辞宜す)私は、ちっとも。 公子 (品よく盞を含みながら)貴女、少しも辛うない。 ....
「或る日」より 著者:宮本百合子
年をとりますと彼方此方ががたがたになりましてね。本当にまあ!」 彼女は、丁寧に
辞宜をした。 「有難うございます」 そして、下げた頭をそのまま後じさりに扉をし....
「ねじくり博士」より 著者:幸田露伴
動物もおなじものサ。婦人の手が触れると喜ぶなんかんという洒落た助倍の木もある。御
辞宜を能くする卑劣の樹もある。這ッて歩いて十年たてば旅行いたし候と留守宅へ札を残....