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「辞林〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

辞林の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人間失格」より 著者:太宰治
のほうから女を振る、半狂乱になって振って振って振り抜くという意味なんだね、金沢大辞林という本に依ればね、可哀そうに。僕にも、その気持わかるがね」 たしか、そん....
十二支考」より 著者:南方熊楠
五一)、その他例多く、馬頭観音として祀《まつ》ったのも少なからぬ。富田師の『秘密辞林』に、これは明王《みょうおう》観音両部属の尊で、馬口呑納余さざる※食《かんし....
流線間諜」より 著者:海野十三
こそこに、ドンドンと書庫の奥深くへ入っていった。 そこで彼は、尨大な外国人名大辞林をとりだすと、卓子の上にドーンと置いた。 「デジネフデジネフ。さあ、早く出て....
辞書」より 著者:折口信夫
出ていることが大事になる。中学生の辞書は、完全な目的を遂げているものではない。『辞林』『辞苑』は百科全書の小さいもので、ほんとうの意味での語彙ではない。啓蒙的な....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
』 ※谷川『文学の展望』 『ツシマ』 ※『ソーニャ・コヴァレフスカヤ』 ?『広辞林』 『漢和字典』 ※『英和』 ※??」は縦中横]『和英』 『世界経済年報....
自作を語る」より 著者:太宰治
だから、ペンが渋るのである。遅筆は、作家の恥辱である。一枚書くのに、二、三度は、辞林を調べている。嘘字か、どうか不安なのである。 自作を語れ、と言われると、ど....