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「辞色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

辞色の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
外科室」より 著者:泉鏡花
とも動きやしないから、だいじょうぶだよ。切ってもいい」 決然として言い放てる、辞色ともに動かすべからず。さすが高位の御身とて、威厳あたりを払うにぞ、満堂|斉《....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
飯田町なる加藤家の門を入りたり。 離婚問題の母子の間に争われつるかの夜、武男が辞色の思うにましてはげしかりしを見たる母は、さすがにその請いに任せて彼が帰り来る....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
有様を呈して居ましたが、一時に俯伏せになり声を殺して泣かれました。 時に大臣は辞色を正しゅうして「そういう立派な志のある方を殺して、老先短き我々が災難を免れた....
三国志」より 著者:吉川英治
うと考えていた。――で、彼が曹操にまみえて、降服の礼を執ることや、実に低頭百拝、辞色諂佞をきわめたものだった。 曹操は、高きに陣座して蔡瑁以下のものを、鷹揚に....