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辟支仏
「辟支仏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
辟支仏の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を仮りて女を出さず五百銭をも戻さずに、五百人を巻いてしまわせた。爾時《そのとき》
辟支仏《へきしぶつ》あって城下に来りしを、かの五百|牧牛人《うしかい》供養発願し....
「悟浄出世」より 著者:中島敦
く》の増上慢といわずしてなんといおうぞ。爾の求むるところは、阿羅漢《あらかん》も
辟支仏《びゃくしぶつ》もいまだ求むる能《あた》わず、また求めんともせざるところじ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
議|阿僧祇劫《あそうぎこう》と念の入った長い大昔、波羅奈《はらな》国に仙山ありて
辟支仏《びゃくしぶつ》二千余人住む。時に火星現じた。この星現ずる時|旱《ひで》り....
「連環記」より 著者:幸田露伴
心の如き人を懐かしんでいた。寂心娑婆帰来の談の伝わった所以でもあろう。勿論寂心は
辟支仏では無かったのである。 寂心の弟子であったが、恵心に就いても学んだであろ....