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農政
「農政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
農政の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
たちが議論する座に加わって、この人の名はたびたび耳に入れたのだが、自分は学校で「
農政および農業経済科」を選んでいるくせに、その人にどんな著書があるかをさえ調べて....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
田ヶ谷かけて、何百町の田が出来る。九十一歳になる彼の父は、若い頃は村吏県官として
農政には深い趣味と経験を有って居る。其子の家に滞留中此田川の畔を歩いて、熟々と水....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
、自手授レ之|曰《いわく》、此県令山本大膳|上梓《じょうし》所レ蔵五人組牒者、而
農政之粋且精、未レ有二過レ之者一也、汝齎二帰佐倉一、示二諸同僚及属官一、可二以重....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
方法はないものだということを、懇々と説明して帰りました。 つまり、この老農は、
農政学も、経済学も教えない第一義を、与八を例に取って説明をして帰りましたのです。....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
世界である。丸太小屋に撥ねつるべの井戸、杉も多い。クルツクンナアヤの停車場に、労
農政府の政策を絵解きにした宣伝びらがかかっていたのを、後部の車にいるレニングラア....
「傷痕の背景」より 著者:豊島与志雄
羨しいですね。僕なんか、隙がないものだから……。それで、ロシア通の話を聞けば、労
農政府に同感してくるし、イタリア通の話を聞けば、黒シャツに同感してくるし、去就に....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
ランスに滞留《たいりゅう》して、教師を雇《やと》いフランス語を練習していたころ、
農政に関するスペインの書を入手し、これを読もうとしたが、僕はスペイン語に不案内で....
「土の中からの話」より 著者:坂口安吾
ために正しいものだの絶対のものだのと考えたら大間違いだ。江戸時代の田中丘隅という
農政家が農民の頑迷な保守性を嘆じて「正法のことといへども新規のことはたやすく得心....
「犂氏の友情」より 著者:久生十蘭
死を危まれている。犯人は、カラスキー・ゴイゴロフと称する白系露人で、仏国政府に労
農政府が干渉せず、ボルシェビキ排撃を決行しないことに深い不満を抱き、仏蘭西首脳者....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
、それでも活かして置きたかった。アレカラ先き当分露国に滞留して革命にも遭逢し、労
農政府の明暗両方面をも目睹したなら、その露国観は必ず一転回して刮目すべきものがあ....
「樹氷」より 著者:三好十郎
言ってるんだ。感傷主義からは、なんにも生れてきやしない。なるほど、僕は法科で君は
農政方面をやってるんだから、そう言う立場の違いもあると思うけどね、僕あ、やっぱり....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
げ、外国には安い肥料を売って、高い米を輸入しているのであります。一体だれのための
農政だか、解釈に苦しむものがあるのであります。農民の熾烈なる要求に申訳的に肥料の....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
は離散|零落を伴のうている。作り高と村の戸数とを減少せしめざるを主義とした前代の
農政では、とくにこの場合に向かって色々の方法を立てていたことが、『地方|凡例録』....
「硝子を破る者」より 著者:中谷宇吉郎
で、向うの交換から当の相手までの間にまた「御話中」がある。それが運よく通ずると、
農政課のところに農産課が出て来る。それで切ってもらうと、全部切れてしまう。改めて....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
て、当然にそれへお降りになるものとしたのは、やや古くからの考え方で、明治以来の勧
農政策によって干渉せられた東北地方の通し苗代の風習なども、これあるがために同情が....