農桑[語句情報] »
農桑
「農桑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
農桑の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
は合祀前どの地にも、かかる質樸にして和気|靄々《あいあい》たる良風俗あり。平生|
農桑《のうそう》で多忙なるも、祭日ごとに嫁も里へ帰りて老父を省《せい》し、婆は三....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
たから「初子の今日」といった。玉箒は玉を飾った箒で、目利草(蓍草)で作った。古来
農桑を御奨励になり、正月の初子の日に天皇御|躬ずから玉箒を以て蚕卵紙を掃い、鋤鍬....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
ず報ゆ。是を以て箭を頭髻に蔵め、刀を衣中に佩き、或は党類を集めて辺界を犯し、或は
農桑を伺ひて以て人民を略す。撃てば則ち草に隠れ、追へば則ち山に入る。故に往古より....
「人身御供と人柱」より 著者:喜田貞吉
、またそれを具体的に述べて、東夷のうち蝦夷もっとも強く、党類を聚めて辺界を犯し、
農桑を伺いて人民を略すともある。この姦鬼邪神とはすなわち伝説化した化外の民族で、....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
神は本来ウケすなわち食物の神であったが、養蚕業が農民の副業となるに及んで、さらに
農桑の神として崇められるようになった。されば養蚕の神として祭らるる場合、オシラ神....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
をも受けず、少しの課役をも負担せぬという、至って気楽そうな生活をしていたとある。
農桑の道を捨てた浮浪民、すなわちウカレビトの生活としては、けだしこうなるのが順序....