農民組合[語句情報] »
農民組合
「農民組合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
農民組合の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「癩」より 著者:島木健作
するにつれて、回想は太田を五年前の昔につれて行った。――そのころ太田は大阪にいて
農民組合の本部の書記をしていた。ある日、仕事を終えて帰り仕度《じたく》をしている....
「鰊漁場」より 著者:島木健作
てる地主に奪られねえ工夫するこった。そのほかに手はなかんべえに。――おめえの村に
農民組合あっか?」 「
農民組合?」 「なんだ、聞いたこともねえのか。もっとでかい....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
代への太鼓として発刊された。 獄中生活者を描いて出場した島木健作氏はこの時代、
農民組合の経験をめぐっての諸作に移って来ており、徳永直氏は『文学評論』に自伝的な....
「小林多喜二の今日における意義」より 著者:宮本百合子
個人を云い自我を云いたてた人々は、現在、その人々の目にもあきらかなように、反動的
農民組合の分派が、自分たちを主体派とよび、労働組合の分裂工作が民主化同盟とよばれ....
「国際民婦連へのメッセージ」より 著者:宮本百合子
ると考えられていた教員、全逓・官公庁の職員も婦人をこめて今は前線に進んでいます。
農民組合は日本全国にわたって供出の合理化と公正な農地調整法の実現のために闘ってお....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
していなければならず、又事実そうなって来つつあるのである。左翼の政党・労働組合・
農民組合・消費組合・文化団体等々・及び進歩的な分子を持つ工場など・の機関紙として....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
いだろうと思って、声明して見たものだ。――処がこれに対して大日本国家社会党と日本
農民組合とが反対し始めたと見ると、皇道会もまた反対し始めた。 理由は、この運動....
「鍬と鎌の五月」より 著者:黒島伝治
で最も弾圧のひどい土地だ。第一回の普選に大山さんが立候補した。その時、強力だった
農民組合が叩きつぶされた。そのまゝとなっている。 なんにもしない、人間を、一ツ....
「農民文学の問題」より 著者:黒島伝治
る程、農民の生活から取材した作品、小作人と地主との対立を描いた作品、農村における
農民組合の活動を取扱った作品等は、プロレタリア文学には幾つかある。立野信之、細野....
「実践について」より 著者:中井正一
民裁判ですわ」と言いながら、「実は今広島県の労働組合の代表者五十名余と、社会党、
農民組合の代表者が、先生を知事選挙の民主陣営の候補者として推す決議をしました。そ....
「聴衆0の講演会」より 著者:中井正一
を、今ここに農民と共に通過しているといったような壮大な時間を経験する。そんな時の
農民組合の喜びかたはまた格別である。「先生この村が立上りましたら、あの村も、あの....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
達より、生活のことではずッと、ずッと強い気持をもっている。――小作争議の時など、
農民組合で働いている若い人は別として、何処でも一番先きに立って働くのは、その年の....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
事基地反対、憲法擁護などの運動と密接に提携してすすめる。第四、わが党は労働組合、
農民組合、青年婦人団体、各経済・文化・民主団体などを結集して財界、保守党の良心分....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
に民衆の中へというモットーが労働運動、農民運動と連絡しながら日本労働総同盟、日本
農民組合と関係を持って実際的の運動をやるようになった。私は労働運動の方でも、鉱夫....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
同盟の同志も和田巌が早くから友愛会に関係していたし、三宅、平野、稲村、私らは日本
農民組合に参加していた。それで学窓を離れるや仲間はタモトを連ねて農民運動にとびこ....