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農産物
「農産物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
農産物の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
であるとするならば、農村加工工業だけではどうしても其の目的が達せられない。其処に
農産物以外のものを加工することが考えられなければならぬ。併し
農産物以外のものを加....
「十月革命と婦人の解放」より 著者:野呂栄太郎
について見ても、資本主義諸国では一般経済恐慌と結びついた農業恐慌の深刻化のため、
農産物価格の激落に反して、肥料及び農具代、租税、高利負債等の負担がかえって相対的....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ているように見えて、実は何等日常の実際生活と親和・類縁関係がない、ということだ。
農産物や養蚕や家畜は人為淘汰に関する農業技術を抜きにしてはそれ自身不可能な存在だ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
して、何よりも兵隊を産出する土地のことを云うのだから、農相の説明だけでは心細い。
農産物販売統制や農村工業化問題(実は工業農村化の問題)に、少くとも農村の教化問題....
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
、然し暴利取締りが相当行届いてるせいか、その割に暴騰までには立到って居ない、特に
農産物等はほとんど価格の値上りを見ない、都会の台所では相当に騰って居るかも知れな....
「新たな世界主義」より 著者:豊島与志雄
関する具体的な意見は、識者の間に数々あろう。 さし当って先ず、中国の天然資材や
農産物は日本のために大いに役立ち、日本の技術は中国のために大いに役立つということ....
「碑文」より 著者:豊島与志雄
は六十歳ばかりの矍鑠たる老人で、一代で富をなしたのだといわれています。大地主で、
農産物の売買などもしていますが、大体閑散な生活を送っていて、時々旅に出ることがあ....
「インテリの感傷」より 著者:坂口安吾
にしても、狭小な国土から収穫を増加するための肥料の研究とか、寒冷地や積雪に対する
農産物の科学的対策研究とか、そういう進歩的な具体的な建設作業に資金をつぎこんでい....
「田舎から東京を見る」より 著者:黒島伝治
口に出していうものはないとのことである。 常に労働者と鼻突きあわして住み、また
農産物高の半面、増税と嵩ばる生活費に、
農産物からの増収を吐き出して足りない百姓の....
「学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
及び通俗科学に趣味を有す。近年発達せる科学的農業の興味増進するに従い耕地、養畜、
農産物の販売その他、農園生活の他の活動及び興味を助成すべき農書を渇望する農民漸く....
「食べもの」より 著者:佐藤垢石
食糧状況を調べてみると米は一日一人一合当たりしか食べていなかった。他はその地方の
農産物の都合で甘藷や里芋、麥と馬鈴薯、粟、稗、唐黍といった類の穀物を混食してきた....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
である。借金なら何時か返しも出来るであろう。少くとも四五年前のような……あれほど
農産物の値上りは望めないまでも、多少なりとも景気が回復すれば、年賦にしてもらって....
「白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
四ヶ月遊んだだけの損であったという。 湯島村の経済に話は移る。 貧しい村で、
農産物は少しばかりの麦、粟、稗、豆のたぐいと、僅かの野菜にすぎぬが、それでも村で....
「公園の花と毒蛾」より 著者:小川未明
かって、たずねました。 すると、みつばちは手足をたがいにこすりあいながら、 「
農産物の展覧会があるのですよ。花の咲いている時分は、私も広い圃から、圃を渡って飛....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
上に立ちアメリカの特需の上に立っているのであります。またMSA協定にもとづく余剰
農産物の輸入は、これまたアメリカと結び、アメリカの戦争経済に依存している姿である....