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辺陲
「辺陲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
辺陲の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恩讐の彼方に」より 著者:菊池寛
てからちょうど九年目の春を、彼は福岡の城下に迎えた。本土を空しく尋ね歩いた後に、
辺陲《へんすい》の九州をも探ってみる気になったのである。 福岡の城下から中津の....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
なっている。安房は国史にはかなり古いが、徳川氏が江戸を開く以前は中央首都から遠い
辺陲の半島であったから極めて歴史に乏しく、したがって漁業地としてのほかは余り認め....
「金山揷話」より 著者:大鹿卓
裡に浮んだのは、旧友森山の事だった。森山は自ら責任者として、オホーツク海の見える
辺陲の山奥で創業の事にあたっている筈だった。私はその鉱山へ出かけて、鉱山生活者の....