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「辻能〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

辻能の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
幟の風、木戸番は足の呼び合いに声をからしている。 名古蝶八の物真似一座を筆頭に辻能、豊後節の立て看板。野天をみると、江戸|上りの曲独楽に志道軒の出店。そうかと....
私本太平記」より 著者:吉川英治
て来たからです。田楽能一つに見ても、以前は権門の物でしたが、当今では、河原小屋や辻能で、庶民に愛され、庶民が育てているものとなっている」 衆「いかにも、いかに....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
解放せられて、立派な身分となっているのであります。もっともこの仲間にも、手猿楽・辻能などと称して、後までも非人扱いになったのもありますが、近ごろ著しいのはかの俳....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
早くから立派な身分となって、将軍・大名にも近づいていたが、同じ流れを汲む手猿楽・辻能の徒は、やはり後までも非人として扱われていた。しかも基本を糺せば、いわゆる七....