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「迎え酒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

迎え酒の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
外套」より 著者:ゴーゴリニコライ
くる日だから、先生、眼をどろんとして寝ぼけ面をしているだろう。そこでやっこさん、迎え酒がやりたくってやりたくってたまらないのだが、女房が金を渡さぬ。そんな時に、....
足迹」より 著者:徳田秋声
が、嶮しい目を赤くして夕方帰って来ると、自分で下物を拵えながら、炉端で二人がまた迎え酒を飲みはじめる。棄てくさったような鼻唄や笑い声が聞えて、誰も傍へ寄りつくも....
S岬西洋婦人絞殺事件」より 著者:夢野久作
から喇叭を吹きながら、銀のように打ち寄せて来る真夜中の大潮を見ておりまする中に、迎え酒が利きましたかして、又グッスリと眠ってしまったらしゅう御座います。そのうち....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ました。 実際、人は一心になると怖ろしいもので、道庵先生に於てすら、今日は朝の迎え酒だけで、それからはわきめもふらず本草学に熱中している。昼になっても、夕方に....