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「近代詩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

近代詩の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
オリンポスの果実」より 著者:田中英光
ナル、北大校歌に、オリムピック応援歌《おうえんか》、さては浪花節《なにわぶし》に近代詩といった取り交ぜで、興がわくままに大声はりあげ、しかも音痴《おんち》はこの....
文学上の復古的提唱に対して」より 著者:宮本百合子
「さび」が猶芸術価値として存在している。詩人の堀口大学氏などを眺めると、フランス近代詩人の粋の感覚を、日本の粋とそのデカダンスの面でつきまぜて感じていることを、....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
ところは、遂にメタフィジックの認識にふれ、必然に「象徴」への到達に導かれた。実に近代詩の特色は、その象徴的な点に於て著るしく、古代の抒情詩等と全く趣がちがってい....
静かな日曜」より 著者:宮本百合子
と云う広告を見たこともおもい出し、黒衣聖母のうしろを見たら、バートンとある。日本近代詩の浪曼運動その他。床しい心持がした。 午後、机の上の、さむさでいじけ、咲....
歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
説も、此短歌の本質的な主観|纏綿の事情に基くところが多いのである。 短歌と近代詩と 短歌は、万葉を見ても、奈良の盛期の大伴旅人・山上憶良あたりにも、既に古....
郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
その幻想の内容が類型的で、旧日本の伝統詩境を脱していない。こうした雄大で、しかも近代詩に見るような幻覚的なイメージを持った俳人は、古来蕪村一人しかない。 たちば....