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近刊
「近刊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
近刊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惰眠洞妄語」より 著者:辻潤
だと思うなら僕と一緒に遊びに行って見給え。 4 言葉の感覚――
近刊『ですぺら』の広告文に私は『ですぺら』といったってアンペラやウスッペラの親類....
「俳諧瑣談」より 著者:寺田寅彦
ということを研究する場合に一つの資料となるものであろうと思われる。 二
近刊の雑誌「東炎」に志田素楓氏が、芭蕉の古池の句の外国語訳を多数に収集紹介してい....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
た大河内博士の「陶片」とか、それからこれはまだ一部しか見ていないが入沢医学博士の
近刊随筆集など、いずれも科学者でなければ書けなくて、そうして世人を啓発しその生活....
「カメラをさげて」より 著者:寺田寅彦
集しておくのは、切手やマッチのレッテルの収集よりは有意義であろうと思っていたが、
近刊の板垣鷹穂氏著「芸術的現代の諸相」の中に、このような収集の一部が発表されてい....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
巻頭に掲載された和辻哲郎氏の「風土の現象」と題する所説と、それを序編とする同氏の
近刊著書「風土」における最も独創的な全機的自然観を参照されたい。自分の上述の所説....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
生犀星《むろうさいせい》等が結束した詩の雑誌「感情」の予告に於《おい》て、本書の
近刊広告が出ていたことを知ってるだろう。実にその頃からして、自分はこの本を書き出....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
宝《ちょうほう》だと思いました。 「まだほかに妙々車《みょうみょうぐるま》という
近刊物で、たいそう面白いのが一組だけ出ましたが、誰かそれを写してくれる人はないか....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
。 日本文、金井延著、社会経済学。福田徳蔵著、経済学研究。文芸全書(早稲田から
近刊の筈)英文、言語学、生理学(いずれも理化科学叢書の)、科学と革命(平民科学叢....
「小さな出来事」より 著者:寺田寅彦
ところにあるし、チラチラ瞬きをしないからいずれ遊星にはちがいないと思った。そして
近刊の天文の雑誌を調べてみるとそれが火星だという事がすぐに判った。星座図を出して....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
一年五月一日『東京朝日新聞』) 七十六 空中の巡査
近刊の某地学雑誌に上のような表題を掲げて鳥類の保護を論じている人がある。その人の....
「光は影を」より 著者:岸田国士
つてつていたゞくかな。お見舞のしるしだつて、言つてください」 彼は、書棚から、
近刊の翻訳小説を二冊引きぬいた。バルザックの「谷間の百合」上下二巻である。扉に、....
「書籍の風俗」より 著者:恩地孝四郎
るものがある。この種のものは日本では、大形の写真貼などの外は刊行本には殆どない。
近刊拙著詩文集はその方式でやることになっている。本装になると背が一つの重要な働き....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
家方の諸国より烏合せる兵士を言えるなり。 この武士をエビスということにつきて、
近刊の文学士菊池仁齢氏著『奈良平安時代の奥羽経営』(『奉公叢書』第二編)には、は....
「屍体と民俗」より 著者:中山太郎
には、つい近年まで実行――勿論それは秘密ではあったろうが――されていたのである。
近刊の「アイヌの足跡」と云う書によると、妊婦が産死した折には墓地において、気丈夫....
「咸臨丸その他」より 著者:服部之総
名は、リンゼイのこの書によったものである)。 これがスタンレイ・ロージャースの
近刊『太平洋』によると、一八六七年で、船は「コロラド」である。パスク・スミス氏の....